カカリ釣りで52cm頭に本命クロダイ3尾キャッチ【三重・鳥羽】

カカリ釣りで52cm頭に本命クロダイ3尾キャッチ【三重・鳥羽】

釣り日和に恵まれた4月4日、三重県鳥羽市今浦の海香渡船に出かけた。52cm頭に3尾のクロダイを手中にすることがきでた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・山口昇)

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海釣り施設 イカダ&カセ

海香渡船でカカリ釣り

今年の乗っ込みは順調に釣れだして、湾内の神社前、赤灯台周辺から小田の浜、白根崎など全てのエリアで年無しが釣れており、目が離せなくなっている。そこで、今回渡ったのは赤灯台前のイカダ。早速準備に取りかかる。タックルはサオがアルティメイトスペック(改)1.5mに下向きリールをセットして、1.7号のラインにチヌバリ3号を結ぶ。

カカリ釣りで52cm頭に本命クロダイ3尾キャッチ【三重・鳥羽】タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 APC・山口昇)

午前7時半、ポイント作りを優先してダンゴ釣りで始めた。まずはオキアミで様子を見た。流れは緩く、底潮はほとんど動いていないため、取りあえずノーシンカーで続ける。15分ほどで軽いアタリがありオキアミが取られたが、これ以降はあまり変化がなく1時間が経過。わずかなアタリをとらえたが良型のカレイで海に帰ってもらう。

30cm級ヒットも単発

さしエサは底にあることを基本に、エサ取りや流れなど状況を見ながら釣り方を変化させ、ダンゴ割れの後もしくは前に軽くナジませる。穂先にテンションがかかってくる場合は、どこかの層で流れがあることを意味しており、必要分ラインを出すもしくは穂先で送り、オモリを打つなど状況に合わせて対処する。

周辺のイカダは、時期や場所にもよるが、上げ潮・下げ潮の流れは一定ではない。やや速くなってもすぐに収まるため、ストレスなく釣り進めることができるが、この日は3時間が経過しても潮の動きは鈍い。メリハリがなく苦しい展開で、どうしたものかと思っていると突然穂先が舞い込む。

30cmを少し超えたサイズで拍子抜けしたが、まずスカリをセット。サイズアップを期待するが、いまひとつ雰囲気がなく1時間が経過。次の一手は休憩することぐらいか!?

オキアミで52cm本命ヒット

ダンゴを作り直して昼前に再開。変化がないまま1時間が経過したころ、何かがアタったような、アタらないような!?しばらく待って穂先で聞くと何か食っていた。バシッとアワせると、前方にゆっくりと動きだしてラインが引き出される。サオのテンションは一定にして凌ぎ、慎重に引き寄せて取り込んだのはクロダイ52cmで、アワセが早くてハリ掛かりを心配したのだが、うまく掛かっていた。さしエサはオキアミだった。

しばらく続け、誘ったところで反射的に食ってきたのは35cm。さらに誘って食わせたが、タモ入れ前に外れてしまう。この後、全く食わせられず時間だけが経過。終盤、軽いアタリが出始め期待して続けたが、アタリをとらえられず午後5時すぎに納竿とした。釣果はクロダイ52cm、35cm、31cm。

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カカリ釣りで52cm頭に本命クロダイ3尾キャッチ【三重・鳥羽】イカダの様子(作図:週刊つりニュース中部版 APC・山口昇)

一通りさしエサは準備したが、オキアミのみの釣果となった。この日は前日と打って変わってどのポイントも厳しい釣果だったが、例年4月はさらに大きいサイズが姿を見せているので、再度釣行したい。

※記事内に登場する渡船の現在の営業状況については、公式HPを確認もしくは、直接各施設へお問い合わせください

<週刊つりニュース中部版 APC・山口昇/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
海香渡船
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年4月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。