ぶらり熱海旅行が華やかに!短時間沖釣りで高級魚ゲット【静岡県裕海丸】

当日の出船時間は午前6時。
集合はその30分前。
まだ暗いなか、船で貸し道具を準備しているのは、押切貴美子さん。
「伊藤年秋船長の姪です。もともとアユ釣りが大好きだったのですが、足を悪くしたのを機に、船長見習いとして乗船しています。船釣りもホント、楽しいですね」と意気揚々。
予約していた8人が揃うと、女性ならではのていねいさで、竿・リールの使い方から釣り方までレクチャー。
8人のうち6人が貸し竿の初心者だったが、とても分かりやすく教えていた。

この記事は『週刊つりニュース関東版』2017年11月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

船釣り

  

初心者でもわかりやすい釣りを提案

マダイも顔を覗かせてくれる。

定刻を迎え、伊藤船長の舵で出船。

薄曇りで風がなくベタナギ。

ちょうどいい釣り日和。

ポイントまで5分と超近場。

熱海の街並みや稜線が一望に見え、景色がいい。

「コマセはひとつかみでいいですよ。付けエサは、コマセの中から目が付いているオキアミを選んで、真っすぐに付けてください。ビシは、50mまで落として45mで待って」とのアナウンスで開始。

そして、貸し竿の人にはメートルで言っても分かりづらいことがあるので、「イトの青が終わるところで止めて、黄色まで巻いて」とも指示している。

同船の貸し道具はすべて同じ状態になっており、ミチイトの青が50mの位置で統一されている。

そこから巻き上げて5mのマークで黄色がでてくる。

観光ついでに乗船する人が多いこともあって、分かりやすい指示に努めている。

初のイナダに大興奮

イナダ時合で大フィーバー。
45cm台の良型なイナダにモチベも上がる。

各自仕掛けを入れ、指示ダナに合わせてコマセを振るとすぐにヒットし、船釣り初挑戦の安井玲緒直さん(西東京市)が45cmのイナダを上げる。

隣の古畑和彦さん(江東区)も同様。

初めての魚とあって、みな興奮気味。

よく磯釣りに行く佐藤昌之さん(江東区)は、「昔乗った船は怒鳴られることが多くて……。

でもこの船は雰囲気がいいですね」と小型ながらもマダイをゲット。

「愛媛から関東に来て初めての釣り。ビギナーズラックですね~」と飯尾和輝さんも同魚にニンマリ。

全員がイナダを上げたところで次はイトヨリ狙い。

といっても移動は5分で、タナは同じ。

「貸し竿の人が多いときは、極力同じタナで釣れるポイントを探しています」と船長。

イトヨリは巻き速度がキモ

イトヨリ市場にあまり出回らない高級魚。

イトヨリ狙いには誘いが有効。

指示ダナ45mなら48mからゆっくり巻き上げてくるとヒットしやすい。

引きは重厚ではないが、不安に思って慎重に巻いてくると、ハリが外れやすい
アタったら高速で巻くと、魚の浮き袋が出て、バレが少ない

「マダイは養殖されているので安く買えることがありますが、イトヨリは養殖がないので、とても貴重で高値のつく高級魚ですよ」と押切さん。
刺し身は独特の甘味があってモチモチした食感を味わえる。

当日は大小交じったが、大石真裕さん(中野区)は35cm級を上げている。
やがて11時を迎え沖上がり。

イナダをメーンに、各自イトヨリ多数とヒラソーダカワハギマダイアマダイも顔を見せ、栗岡敬也さん(和光市)は、「こんなに釣れるなんて、船釣りヤバすぎる!」の一言。

当日は五目狙いだったが、時期に応じてマダイイサキワラサ狙いも可能。

コマセ釣りには各スタイルで対応

コマセの分量は少量でOK。

コマセ釣りは各地域・各船宿で、それぞれのスタイルがある。

裕海丸では、オキアミコマセを使用。

ビシカゴはステン缶で、サイズの小さいSを推奨している。

同沖のマダイを狙って30年以上のキャリアがあると伊藤船長は「マダイやイサキ狙いの場合、始めの流しは、コマセを撒いたほうがいいですが、それ以降は5粒でも十分なくらい。パブロフの犬と同じで、船に魚が着いてくる状態は、音(振動)が重要です。そしてオキアミはにおいがあるので、それも要因になります。あと忘れてはいけないのが、付けエサのオキアミに目が付いていること」地域によって海流が異なるし、時期で狙う魚も変わるので、それぞれに臨機応変に対応しながら、コマセ釣りを楽しもう。

乗船案内

丁寧なレクチャーで釣りの提案をしてくれる。

午前・午後の予約乗合。

コマセ五目、マダイ狙いは、コマセ・氷付き¥1万。

女性・中学生割引あり。

手巻き貸し道具¥1000(竿・リール、天ビン・ビシ・クッションゴム、仕掛け1組)。

発泡クーラー販売あり。

レインウエア、長靴の有料レンタルあり。

ほか、午後から2時間の観光釣りも受付中。

船長見習い・押切貴美子さんのコメント「英語圏で暮らしてきたので英語対応は万全です。
観光がてらの釣りもOK
3年後にはしっかり船長になれるよう修行中ですが、ぜひ気軽に遊びにきてください」

絶品!イナダのおすすめレシピ

マヨネーズやタルタルソースで旨さ倍増。

東京湾、相模湾、伊豆方面で釣れ盛っているイナダ。

ワラサをたくさん釣っても「おすそ分けがしづらい」、という声があるが、イナダはその点、食べきりやすいサイズで食卓に大活躍。

少し脂乗りが足りない」という人には、マヨネーズタルタルソース和えがお勧め。

バーニャカウダ(アンチョビとニンニクを使った料理)風のディップソースを付けると、青物特有の食味とマッチして絶妙の美味しさ。

和えてから焼き魚にするのも絶品。

ぜひ試してほしい。

<青砥一生/TSURINEWS編>

▼この船について
裕海丸 
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