茨城ヒラメシーズン!参考にしたい基本の釣り方・前季大判データまとめ

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茨城の大洗~波崎では11月からヒラメが部分解禁になり、12月には那珂湊日立を含み広域解禁される。時には9kgを超える大判が姿をみせるだけでなく、魚影が濃厚なので入門に最適。ここでは基本の釣り方を解説。参考にして備えを万全にしてほしい。

この記事は『週刊つりニュース関東版』2017年11月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

船釣り エサ釣り

  

 横流し、ポイント釣り、2種類の釣り方

エサになるイワシ。

茨城沖のヒラメ釣りは大きく分けて「横流し」「ポイント釣り」の2種類。

前者はスパンカーをたたみ、舷側に風を当てて広範囲を探る釣り方。

ポイント釣りは岩礁帯や魚礁、根の付近など、一定の場所をピンポイントで狙う方法。

【ツブ根を迎撃】
波崎~鹿島~大洗出船では、砂地に点在する根(小さいのでツブ根と呼ばれる)の周りや砂利場、魚礁などを狙うことが多いので横流しが主流。

流し始めて、しばらくしてから狙いのポイントに入ることが多い。

また、片舷ずつ流し変えていくので、釣り座に左右されず全員平等にアタる確率が高い

【岩礁帯を集中攻撃】
那珂湊~日立出船では、岩礁帯周りの釣りが中心になり、ポイントの上に船を乗せて釣るスタイルが基本。

根がきつい場所にいる魚は、エサを探して回ってきているため、イワシの回遊があると大判がバンバン上がる。

特に日立沖は根が多く起伏に富むため、エサになるイワシの群れが着きやすい。

ステイトは1m前後、底を切って1.5~3mのタナを狙うと大型が食いつきやすい。

根の上の上ダナで食ってくる魚は活性が高く、一気にエサに飛び付くことが多いため引き味満点だ。

タックル選び。事前に確認するポイント!

【竿】
2.7m前後で6対4調子の専用が基本。

横流しの場合、これより短いと潮上時にオモリが浮いてタナが取りづらくなる。

長めの3~3.6mを好む人もいる。

ポイント釣りの場合、前記のようなことはないので2.4m前後のゲームロッドで試しても面白い。

【リール・ミチイト】
PEラインの2~3号を100m以上巻いた中型両軸リール。
電動を使う人はいるが、水深はそれほどないため手巻きで対応できる。

5号以上を巻くと横流しのときに水の抵抗を受けてオマツリしやすいので使用は控えたい。

【仕掛け】
胴突き仕掛け。
基本はハリスステイトがあればOKだが、この二つのバランスや調整が釣果のカギを握る。

また、これらにミチイトを直結させずにサキイトを結ぶ。

これは、取り込みやすさやオマツリ防止のために付けるもので、ミチイトにフロロカーボンライン7~8号を1~1.5m直結。

ハリスは5~6号60~80cm。
ハリはエサの口に掛ける親バリと、尻付近に掛ける孫バリが必要。

この間隔は15cmを基準にエサの大きさに合わせて調節。
前者は伊勢尼11~13号、後者はチヌ6~7号。

孫バリはトリプルフックの人が多い。

ステイトは横流しの地区では40~70cm、ポイント釣りの地区では80~100cm。

根掛かり防止のためのものだが、当日の状況に合わせて調整することで釣果が伸びる

活性が低いときや潮が流れないときはタナが低いので、切り詰めると効果がでることも。

後からは伸ばしづらいので、最初は前記のように長めにしておいたほうが無難。

市販のものは大体長めに作られているので、状況に合わせて適宜切って調整する。

【オモリ】
横流しでは80~100号、ポイント釣りでは60~80号を用意。

【ライトタックル】
受け付けている船宿は増えているが、禁止している船もあるので予約時に必ず確認する。

オモリ40~50号に対し、ミチイトPEラインの1~2号で可能。

オモリ号数は船宿が指定する場合があるので、それも予約時に確認しておくと安心。

横流し時には特にアタリが明確にでて、やり取りの面白さは倍増する。

釣り方とエサ付け

投入はオモリとハリスを両手に持ち、同時に静かに落とす。

エサがちゃんと泳いでいるか、海面付近で目視確認してからリールのクラッチをきる。

【横流しの場合】

着底したらイトフケを取り、オモリが海底に着くか着かないかくらいをキープ。

船下に引き込まれる潮上ではエサの泳層が上ずってしまいがち。

しかし、ミチイトを出してばかりいると対舷の人とオマツリしてしまう。

そのため、船下に大きく入り込んだら一度仕掛けを巻き上げて、再投入する。

沖側へミチイトが出ていく潮下では、オマツリすることはないので、オモリを底に着けたままイトを出していく。

潮上、潮下どちらでもアタリがでたら、しばらく様子をみて、さらに大きなアタリになってから聞き上げる

アワセが早く、スッポ抜けしてしまう以外はバラシが少ないので落ち着いて巻き上げよう。

アワセが早いと歯型が付いたエサだけ戻ってくることに……。

魚が浮いてくる前に手を上げるなどして、仲乗りや船長、周りの人にタモ取りしてもらう。

タモには少なくともハリが2本絡んだ状態になるので(トリプルフックの場合は特に)、ハリ外しはプライヤーで行う

ヒラメは急にバタバタと暴れるので手袋などをしたほうが無難
魚はしっかり持って、動きを抑えるのがコツ。

数が釣れると、何度もハリを外しているうちに思わずブスッと指にハリが刺さってしまうことがある。

必ずタモを使って取り込もう。

カエシが鋭く抜けなくなることも……。
刺さってしまったら、慌てずにハリスを切って船長に相談しよう。

【ポイント釣りの場合】
船長からタナ指示があるのでそれに従う。

底から50~100cm上にすることが多い。

まれに、イワシの反応に合わせて2~3m上にすることも。
必ずそれに合わせよう。

逆に、濁り潮や魚の活性が低い場合はタナを下げることがある。
この場合、根周りなのでまめに底を取って探ることが大切。

手持ちのほうが有利なのでタックルはなるべく軽いものがいい。

カサゴやソイなど、根魚釣りのように、果敢に底を取ってタナを探る。

アタリ~取り込みは前述と同じだが、中層で釣るため横流しよりも引きは強烈。

リールのドラグの調整をしっかりしておこう。

【エサ付け】

親バリは上アゴの硬いところを抜く。

孫バリは肛門、またはその付近から抜く(必ずハリ先をエサの頭の方向に向けて止めよう)。

背ビレの後方に付けるのもOK。

エサは仲乗りが、適宜、小さなオケに2~3匹ずつ配ってくれる。
使い終わる前に頼もう。

なお、金魚用などの小さい網があるとすくうのに便利。

2017年常磐沖大判ヒラメ釣果記録

例年、大型が上がっている常磐沖

2017年もあちこちから朗報が届いた。

ここでは昨シーズン、5kg前後~の良型が上がった記録を判明している範囲でまとめた

【11月】

2日 浜べ丸 5kg
6日 豊丸 5kg
8日 不動丸 4.7kg
8日 作田丸 6.6kg
12日 豊丸 8kg
16日 不動丸 7.2kg
20日 大久丸 6.2kg
26日 大久丸 7.5kg
26日 豊丸 5.3kg、5kg
30日 豊丸 5.3kg

【12月】

6日 かもめ丸 7.8kg
7日 不動丸 5.2kg
7日 豊丸 6kg
9日 かもめ丸 6.3kg
10日 源心丸 5kg
11日 弘漁丸 5.2kg
11日 かもめ丸5.5kg
11日 豊丸 5kg
12日 かもめ丸 5kg
12日 豊丸 5.2kg
13日 不動丸 6.2kg
17日 かもめ丸 5kg
17日 豊丸 5.2kg
18日 かもめ丸 5.2kg
21日 幸栄丸 5.6kg

【1月】

4日 山正丸 9.6kg
11日 幸栄丸 6kg
29日 山正丸 5.5kg
31日 幸栄丸 6kg
31日 植田丸 6kg

【2月】

12日 山正丸 5.8kg
15日 山正丸 5.6kg
19日 久保丸 5.7kg
19日 大久丸 7.4kg
25日 清栄丸 5.3kg

【3月】

8日 幸栄丸 5kg
22日 山正丸 5.8kg

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

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