波静かな若狭湾小浜で手漕ぎボートティップラン【福井県西小川港村上渡船】

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北陸のアオリイカシーズンは思いのほか短い。
9月の声を聞くころにコロッケサイズからスタートし、徐々にサイズアップしながらも11月の末には姿を消してしまう。

諸説あるが、冬期に定置網や底引き網にほとんど入らないところをみると、活性が下がってしまうというよりかは水温の比較的安定する日本海西部に移動してしまうのではないかというのが一般的な説だ。

いなくなる前に小気味いい引きを味わいたいと9月22日、福井県小浜市西小川の村上渡船にて手漕ぎボートでのティップランを楽しんだ。

この記事は『週刊つりニュース関西版』2017年10月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

ソルトルアー エギング&イカメタル

  

まずは深場へ

村上渡船は民宿も営業している(左)。ポイントは船長が親切に教えてくれる(右)。

当日は6時のスタートに合わせ週刊つりニュース関西版本紙の長谷川君と港に着いたところ、すでに駐車場はエギングロッドを持った釣り人でいっぱいである。

急いで受け付けと支払いを済ませてボート乗り場に向かい、スロープで村上渡船の御主人にボートを押してもらって長谷川君と2隻で漕ぎ出す。

出艇場所はスロープから。

41歳のオッサン二人がキャッキャッ言いながら漕ぎ漕ぎしている様はまぁ気持ち悪いこと。

醜いデッドヒートを制して15mラインでエギを落とすが反応はなく、台風通過から数日なので濁りもかなり入っている。

二人で相談した結果さらに深場を目指すこととなった。

10分ほど漕いだワンドに長谷川君が入り、私はさらに10分かけて500mほど断崖が続くストレッチの20~25mラインで再開した。

アオリイカは標準サイズで数多し

当地は入り組んだ穏やかな内湾なのでボート釣りに向いている。

潮も速く風も強いのでアンカーを宙ぶらりんにし、シンカーも30gをセットし海底に送り込む。

「アングラーからの入力に対してレスポンス性能の高いエギをクイックにダートさせ、イカの捕食本能のスイッチを入れてやることでバイトを誘発し……」なんてことをのたまう人物や書籍を私は1mmも信用しない。

オーソドックスに着底後3回から5回ジャークしてポーズ、それを2セット繰り返して反応がなければ迷わず回収して入れ直す。

私見だが、エギを見せれば見せるほどイカからの反応は薄くなる気がする。

スイッチ(笑)が入ったイカがはじめから居てくれたのか、ここから3時間、次から次へとティップが戻され続けた。

さらに、ヒットするのは胴長17~22cm前後と、この時期の日本海では納得のサイズである。

まだまだ楽しみたいところだが予報通り南の爆風が吹き始め、大粒の雨も降ってきた。

後ろ髪を引かれる思いで港へ戻りながら長谷川君を探す。

3時間でアオリイカ50匹……だが暴風雨で撤退

短時間で大満足の釣果となった。

再会を果たした彼は3時間前よりも顔や頭が黒ずみ、寒い寒いと嘆く様を見て心優しい私が貸したシャレオツなジャケットまで墨でべっとりにしている。

ハロウィンにはまだ早いだろうが!と突っ込みたくなる散らかしようである。
それを見る限り彼もまずまずの釣果だったようだ。

私のこの日の釣果はジャスト50匹コウイカが少々

スロープに戻るころにはびしょ濡れになってしまったが、それも大して気にならない釣行となった。

10月も後半に入ればキロ絡みも交じりだすので、そのころにもう一度チャレンジがてら汚されたジャケットを返してもらう約束をして、西小川漁港を後にした。

なお、手漕ぎボートは誰でも手軽に利用できて釣果も望める遊びではあるが、当然小型船ゆえの危険も伴う。

ライフジャケットの着用は当然のこと、職漁師の漁具や航路には近付かない、単独釣行は極力避けるなどの最低限のルールを守ってこそ許される。

波の予報を確認した上で気の合う仲間と出掛けてみてはどうだろうか。

<週刊つりニュース関西版 APC・峯卓/TSURINEWS編>

▼お問い合わせ
村上渡船
TEL:0770-52-2804

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