手釣りで勝負!豪快タル流し釣りで狙うタルイカ【福井県大樟港三生丸】

9月14日、福井県越前町大樟 (おこのぎ)港出船三生丸の仕立船(朝便)に乗りタルイカ(ソデイカ)釣りへ出た。
今季は例年よりも早く職漁船でタルイカが釣れているとのこと。

この記事は『週刊つりニュース中部版』2017年10月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

船釣り イカ釣り

  

全長1.8km、深さ75mにもなる仕掛けを使う豪快な釣り

巨大な「タルイカ」相手に使う「タル」とスッテ。

当日は午前5時30分ごろに現地の港へ到着して船長とあいさつを交わし、昔ながらのタル流し仕掛けでのタルイカ釣りに挑んだ。

大きな発泡スチロールをウキとしたタルから仕掛けの長さは75mで、オモリ60号、ハリスはフロロ18号5m、先端に大きな浮きスッテを付けた単純な仕掛けだ。

初体験のタル流し釣りだったのでワクワクしながら船に乗り込み、50分ほど走り水深230m付近のポイントへ到着。

早朝の沖合は爽やかで、波・風はともに弱いが少しウネリがあった。

トモの釣り座から順次仕掛けを落とし込んでいくが、その数は半端なく多く、タル15個の数には驚いた。

船長の「タル流し釣りは豪快で醍醐味があり面白い」との釣り談議で盛り上がる。

15個のタルを流し終えた方向を見ると、ほぼ一直線上に浮かんでいる。
最初に流したタルからラストまでの距離は1.8kmと長い。

タルを潮流に任せて自然に流す釣り方で、船長はタルの横を走行し、タルの変化を確認しながら往復を繰り返す。

強烈な引きで胴長60cmが浮上

「タルが立つ」とヒットの合図。直接手繰っていく手釣りでの勝負となる。

午前7時30分ごろ、「タルイカ乗ったよ」と操舵室から大声が聞こえてエンジン音がスローに。

前方のタルを見ると縦向きに変化していた。

船長は素早くタルの横に船を寄せ、専用の金具で引き上げる。
ファーストヒットなので、船長が仕掛けを手繰る基本動作を指導してくれた。

鋭い突っ込みが連続してラインが強烈に引っ張られる。

さらに猛烈な突っ込みでラインがスルスル出ていくと、「おっ、これは良型だよ」と船長が笑顔で話す。

やがて胴長60cm前後の良型タルイカが浮上し、船長のギャフ入れが決まった。

墨を噴射して船下の海面一帯が墨花に変わり、船上の足元に横たわったタルイカの顔を見て一安心した。

身体が引きずり込まれるような引き込み

日本海のモンスター・タルイカとのやり取りは最高だ。

再びタルを放り投げて船がタルの周りを往復。

3周目にエンジン音が低くなると、縦向きのタルが近づいてきた。
すでに手繰る要領は得ており、手繰る体勢に入いりルンルン気分だ。

すると船長から、「豪快な突っ込みで体が海に引き込まれちゃうぞ」との声。
その瞬間の締め込みは強烈だった。

手繰ることができず、ラインを緩めてタルイカとのガチの勝負に持ち込む。

強烈な引きが弱まったところで一気に手繰り寄せ、ハリスを持つと船長がギャフ入れの準備をした。

前方からタルイカが浮上すると素早いギャフ入れが決まり、ものすごい大噴射で墨が飛び散った。

これが当日のビッグワンとなり、タルイカの胴長は68cmで、7kg超えはうれしかった。

満足していると、船長が微妙な動きしているタルを見つけたようで、「小さいタルイカだと思うけど、手繰ってください」と船長が言った。

手繰り寄せると生命反応は確かで、「タルイカ乗ってますよ」と船長に伝え、胴長40cm超のタルイカを取り込んだ。

楽しく釣り続けていると沖上がり時間が迫り、タルを回収しながら帰港。

釣果は7打数6安打で、タルイカを6匹(40~68cm)仕留めた。

今回仕留めたタルイカ。

大きなタルイカの痛恨のバラシが悔やまれるが、それでも初体験のタル流し釣りは豪快で楽しかった。

最後に、若狭湾沖(小浜・敦賀・越前・三国)は秋の船釣りトップシーズンに入る。

今季のタルイカの気配は確かで、これから半夜・深夜ともにチャンス到来だ。
日本海沖に潜む巨大モンスター狙い。

誰もが熱くなること間違いないだろう。

<週刊つりニュース中部版 APC・鈴木利夫/TSURINEWS編>

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