四国の清流アユ釣り目印吹っ飛ぶ貫禄の24.5cm【徳島県吉野川】

四国の清流アユ釣り目印吹っ飛ぶ貫禄の24.5cm【徳島県吉野川】

徳島県吉野川の池田ダムから下流のアユ釣り場は一見、穏やかに流れる瀬と、広大な淵とで構成される川相。
今年は瀬の釣り場で良型(20~25cm)のアユがよく釣れていると聞いて、9月4日に出かけた。

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淡水の釣り アユ釣り

美しい吉野川の大型アユを求めて

四国の清流アユ釣り目印吹っ飛ぶ貫禄の24.5cm【徳島県吉野川】これぞ24cmの勇姿。貫禄のサイズ。

地元の三郎友研会長・米倉さんに案内いただき、三加茂の三三(さんさん)大橋下に入る。

橋からシモへ1kmぐらい、腰までほどのザラ瀬が続き、素掛け、トモ釣りが混在して、たくさんの人が釣っていた。

橋からカミは「網が入っている」らしいが、底石がピカピカだったから釣ってみることにした。

サオはやや強めの『ダンシングスペシャルH/がまかつ』の9m。
水中イトは泳がせ釣りを意識してナイロン0.25号。
ハリは『競技スペシャル速攻7号4本イカリ/がまかつ』。

瀬肩の石裏のヨレにオトリを入れ、ゆっくり引きだすと、いきなりズドーンときた。

猛スピードで目印がシモへすっ飛び、穂先がひったくられた。

こんな状態でのダンシングは、胴調子だからタメられる。
シモのたるみに誘導して、ようやくサオを立てることができた。

最後は引き寄せたオトリだけをタモの先ですくい、持ち上げてタモの外にぶら下がっている掛かりアユを、フライパンを振る要領で振り込む「フライパン返し」で無事にタモに収めた。

大きな白い口、鼻先の尖った野性的な顔は、鋭い目つきで貫禄十分の良型アユだった。
メジャーで測ると24.5cm。

オトリにすると、足元から一直線にカミへ。
岸よりの浅場をグイグイと泳ぎ上がり、頭を出している石の横を通ったところでギラリ、シューッと目印が横に走る。

22cm級のアユ
人が踏んで通るようなところでもアユはいるのだ。

良型主体で26尾

四国の清流アユ釣り目印吹っ飛ぶ貫禄の24.5cm【徳島県吉野川】程よく肥えて精悍な吉野川のアユ。

それからはオトリが沖へ出たら途中で少し引き戻して、目印を水面に置いてテンションをかけてカミへ上がらせる。

まっすぐカミへ泳ぎ上がったら、途中の石のところで横に動かして変化を加えると、ギラギラッと掛かった。

こんな浅場でもほとんどが20~23cmの良型で、たまに18cm級が交じる程度

沖には釣りごろの平瀬が広がり、底石もあるからよさそうに見えたがあまり掛からず、やはり手前の「足元からカミへ」がもっともよかった。

午後からはシモの瀬に立ち込み岸向きに釣る。

右岸側のフクロになった小波のあるヘチを狙うと、ボツボツとではあるが掛かってくれて、午後4時までに26匹の釣果。

普通に瀬に立ち込んで流芯を釣った友人は10匹前後だったから、この時期にはヘチが有利と思えた。

<大西満/TSURINEWS編>

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この記事は『週刊つりニュース関西版』2017年9月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。