波止から狙う関西タチウオ釣りシーズンイン!【釣り方・タックル編】

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まだまだ場所は限られているが、ちらほらとタチウオの釣果が聞かれだした。
釣って楽しく食べておいしい人気の波止タチウオ開幕ということで、今週のつり作戦はこの波止の電気ウキ釣りのノウハウを、週刊つりニュース関西版APC・松村計吾さんに解説してもらった。
シーズンは始まったばかり、ぜひこのつり作戦を参考に、晩夏の夜釣りを楽しもう!

この記事は『週刊つりニュース関西版』2017年8月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

海釣り 堤防釣り

  

タックルと各種アイテムをご紹介

さて、タチウオ釣りのアイテムだが、磯ザオなら3号4m前後、ほかにシーバスロッドの9ft(2.6m前後)を使用する人が多い。

夜釣りに慣れないうちは、あまり長い磯ザオはイト絡みなどトラブルの元になるのでご注意。

スピニングリールにミチイトは3号標準で150mほど。

小物としては電気ウキ、ウキ止め、ウキペット、オモリ、ハリ周りの仕掛け、ケミホタルなど。

電気ウキはリチウム電池使用で、オモリ負荷3号をメーンに2~5号を使う。

オモリは中通しか環付き、クッションゴムオモリなどで、電気ウキの浮力に合ったもの。

ハリ周りについては、ハリとハリスがセットになった市販品の種類も多く、さまざまなパターンで市販されているので、市販品だけでも多様な変化を付けることができる。

具体的にはハリ数(1~3本)、ハリス素材(ワイヤ、ナイロン)、形状(孫バリタイプ、水平刺しタイプ)、ハリ(チヌバリ、タチウオバリ)など、人気魚種だけに仕掛けの進化、展開も複雑になっている。

オモリは3~5号。ウキ止めなどは小物ケースに入れるのが便利。
ケミホタルは必須。ハリまわりは市販品でOK。
電気ウキとケミホタル。ウキは自重があって飛ばしやすいタイプが便利。

仕掛けとエサ

初めてのタチウオ釣りには、数社から発売されている、電気ウキ以下すべての仕掛け小物がセットになったものがありがたい

サオとリールのセットを持っていれば、仕掛けセットを購入するだけで、タチウオ釣りができるというわけだ。

エサは、昔から定番のキビナゴを中心に、サンマの切り身なども使用される。
また、現場で夕まずめに、サビキで釣ったイワシなどがあれば新鮮で使いよい。

ハリ周りの仕掛けについては、定番であるキビナゴ使用を前提とした商品が圧倒的に多く、それぞれパッケージにハリの刺し方などが図を交え解説されているので、そこは必読!

キビナゴは投げても外れない身のしっかりしたものがいい。
(左)縦型2本バリの刺し方。(右)水平式2本バリの刺し方。

ほかに夜釣りなので、ライト類は必携。

電気ウキ釣りは比較的待つ釣りなので、小さな三脚などがあれば、サオを置ける。

タチウオは歯が鋭いので、素手ではつかむのはおすすめできない。
タチウオバサミなどは持参しておきたい。
また、同じ理由でハリを外すときにはプライヤーなどを使用したい。

タチウオの釣り方

数釣りも狙えるのがタチウオ釣りの魅力のひとつ。

さて、アイテムが揃ったら早速釣り場に出てみよう。

足下や周辺の状況を把握するために、明るいうちに着いておくのが無難。
日が暮れ、薄暗くなってきたら、釣りスタートだ。

タチウオは釣れ出すといきなり浅いタナで釣れることが多いので、最初からタナを深くする必要はなく、一般的には2~3ヒロで始めるといい。

アタリがなければ、50cm~1mと大まかな刻みでウキ下をかえてタナを探る。
グループ釣行なら、人によってウキ下をかえることで当たりダナを探り、アタリがあった人に合わせていくのも手だ。

潮通しのいいポイントが多いため、潮が流れだすとウキと仕掛けが流される速度も速くなる。
そんなときは放っておかずに、自分のラインが適度に張っているか、ウキがどこにあるのかを把握して、流されすぎたら潮上へ投げ返す。

特に潮が手前へ押してくるときは、いつの間にかサオ先からウキまでのラインが大きくたるんで、トラブルの元になるのでご注意。

ラインの張りを確認するのと、エサを動かして誘いを入れる目的で、時々エサを持ち上げるようにラインを引っ張ってやるといい。

エサ、集魚ライトの上下でタチウオにアピールする。

アタリから取り込み

アタリはもちろん多彩だが、理想的なのは最初にコツンと小さくウキが反応して、その後ストンと水面下50cmほどまで持って入ってジッとする。

こんな場合は少しラインテンションをかけると、そのまま明かりが見えなくなるくらいまで沈んでいくので、沈んだところでアワせる。

ただ、どう猛な割に食いが遅いのがタチウオ。

ウキをほんの数cm沈めてジッと居食いをしている場合や、いきなり海中深くまで沈める場合もある。
ひどい時にはウキに反応があったと思ったら、エサをくわえて水面を跳ね回ることも。

共通していえるのは「早アワセは禁物」。

派手にウキが動き回るときはグッと我慢。
ウキの動きが落ち着いて、ゆっくりと沈みだして見えなくなるタイミングでアワせたい。

このエサを食わせる、エサを取られる…の駆け引きも電気ウキ釣りのだいご味なのだ。
少しテンションを掛けてやることで食い込みが加速することもあるが、引っ張りすぎるとスッポ抜けるので注意。

アワセはとにかく大きく強く!掛かればガツンと強烈な重みと、最初は動かない引きが味わえる。

サオで溜めて、スッと軽くなったところで一気に巻き上げにかかる。
あまりちゅうちょすると、抵抗を強められてバラシの原因になるので、とにかく早めに上げてしまおう。

釣り上げたタチウオは、やみくもに手でつかみにいかずに、まずは周囲に注意しながら波止に置く。

それから魚バサミなどでエラの辺りをがっちりとつかんで、プライヤーなどでハリを外す。

タチウオは首を折るか、キッチンバサミなどを用いて頭部の後方で背骨をカットしてしめると、暴れないので安心だ。

タチウオは刺し身塩焼き煮付け天ぷらなど、魚の料理法全てが合うが、私が最も気に入っているのが、皮を付けた刺し身をバーナーで炙った、「タチウオの炙り」。

甘い脂のほんのり乗った身と、バーナーで付けた香ばしい焼き目のハーモニーが素晴らしい!

<週刊つりニュース関西版 APC・松村計吾/TSURINEWS編>

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