エギング春の陣。紀伊半島の大型アオリイカを狙え!【概要編】

魅力的なターゲットが目白押しの春だが、今週のつり作戦では記録更新の大物が狙える春の親イカエギングをピックアップした。
解説は、陸っぱりエギングのエキスパート・上杉貴人さん。
この時期のポイント選びから釣り方まで詳しく解説してもらっているので、この春エギングを始めようという方は必読! ぜひ本稿を参考に、キロアオリを攻略しよう!

この記事は『週刊つりニュース関西版』2017年4月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

ソルトルアー エギング&イカメタル

  

紀州では身近なターゲット

春イカシーズンはキロ超の大型が有望。

日照時間も着実に増え、それとともに水温も上昇気配を見せ始めた。

釣れる魚たちのコンディションも少しずつよくなってきており、海の中も着々と春本番に向かっているようである。

そうなってくると、釣って楽しく、食べておいしい人気のターゲットのひとつであるアオリイカが北上を始め、各地のアングラーが心躍らせるシーズンの突入を迎える。

紀伊半島では、黒潮の恩恵を受けほぼ一年中釣れる南紀エリアから、中紀、紀北、泉南へと北上してくる。
泉南エリアへ回遊してくるのは温暖化の影響か、時期が少しずつ早まってきていているようで、昨年は4月末ごろには姿を見せ始めた。

アオリイカはなかなか遠い存在だと思われがちだが、沖磯、地磯、サーフ、波止場など、意外とどこでも狙えるターゲットで、しかもエギングは手軽なタックルで始められる釣りでもある。

今回はたくさんのアングラーを虜にするアオリイカの魅力と攻略法を、初心者にも分かりやすく解説していきたい。

春イカの行動

2kg、3kgといったモンスターサイズも。

冬場、水温の高い黒潮エリアで過ごしたアオリイカたちは、水温の上昇とともに回遊域を広げながら、よりよい産卵場所を目指して北上する。
そして日照時間が長くなってきたら、いよいよ産卵場所を探して浅場に入ってくる。

水温的にはやはり17度くらいは最低でもほしいところで、孵化率は水温が20度を切ると極端に下がるようだ。
ちなみに私のホームの泉南エリアでは、25度くらいの水温であっても産卵は行われており、7月末ごろまでは十分に狙える。

産卵に適した場所は、水温が上がりやすく波風などの荒れにあまり左右されないワンド状の地形にある、ホンダワラやアマモなどの海藻類で構成された藻場である。
その他には、繋留ロープなどのストラクチャーにも産卵する。
ただ、高水温になればこういう場所は水質が悪化してくるため、産卵場所は徐々に沖へと移っていく。

狙い場所

この時期は産卵という一大イベントに向かって行動していくわけだが、アオリイカはいったん産卵行動に入ってしまえばエギに対してなかなか反応してくれなくなる。
完全に藻場で溜まってしまうと、どれだけのエキスパートアングラーでも意識的に反応させるのはかなり困難だ。

すなわち、狙いは産卵前の段階、捕食意識の高い個体をどう狙っていくかが、春アオリ攻略の最大のカギを握る。

具体的には産卵場所の近くにあるそして潮通しのいい場所での回遊狙い、もしくは藻場周辺をウロウロとしている個体が狙い目となる。

回遊狙いの場合はやはり潮が動いていない時よりも圧倒的に動いている時がよく、潮目が入りやすい、もしくは入っている場所が狙い目となる。

アオリイカは魚のように遊泳力に長けておらず、潮に乗って移動することがほとんど。
そういった潮の動きがある場所や湾状地形の出口、もしくは沖に突き出た波止や漁港などの潮流が速くなるような所がいい。

慣れるまでは戸惑うかもしれないが、回遊狙いでは外せない条件だ。

藻場狙いの場合は、先ほど述べたように産卵モードに入ったアオリイカはなかなかエギに反応しない個体が多いのだが、いい藻場には当然フレッシュな個体が続々と入ってくるので、ひとつの狙い目となる。

こういった場所は日中でもアオリイカが入ってくることが多く、偏光グラスを使用してのデーゲームが面白い。

<週刊つりニュース関西版 上杉貴人/TSURINEWS編>

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